1 負の数を掛ける・割ると、向きが変わる
- 両辺に同じ数を足す・引く:向きはそのまま。
- 両辺に正の数を掛ける・割る:向きはそのまま。
- 両辺に負の数を掛ける・割る:不等号の向きが反転する。
−2x<6⇒x>−3(両辺を −2 で割ったので向きが反転)
この符号での反転を忘れることが、一次不等式で最も多いミスです。「負で割ったらひっくり返す」と手を動かすたびに唱えるくらいでちょうどよいです。
2 絶対値を含む不等式:距離として読む
∣x∣は「原点からの距離」でした。だから絶対値の不等式は、距離の言葉に翻訳できます。以下ではまずa>0とします。
∣x∣<a⟺−a<x<a,∣x∣>a⟺x<−a または x>a
一般にa>0なら∣x−c∣<aは「cから距離a未満」、つまりc−a<x<c+aです。中心c、半径a(幅は2a)の区間、と絵で捉えると場合分けを暗記せずに済みます。
∣x−3∣≤2⟺1≤x≤5
3 連立不等式:共通範囲をとる
複数の不等式を同時に満たす範囲は、それぞれの解の共通部分です。数直線にそれぞれの範囲を描いて、重なったところを読み取るのが確実です。